HIVの検査をしている医者と患者と試験管

HIV検査って一体どういう風にするのでしょうか?必要な物はなに?唾液?血液?口内粘膜?結果はどれくらいで出るの?…何も知らなかった私ですが、先日たまたま機会があり実際に検査を受けたので、分かる範囲で説明していきます。

HIVは慢性疾患、心配でストレスならHIV検査

 30年ほど前に、エイズが周知されるようになった頃、HIVウィルスに感染することは死を意味しました。しかし、医学のめざましい進歩によって、現在HIVは、完治はできないものの、薬を飲み続ければ通常の生活が送れる慢性疾患のようなものに変わりました。HIVウィルスで死ぬことはなくなり、天寿をまっとうできるようにもなっています。ただ、それは早期発見をして、薬を服用し続けた場合のことです。放置していれば、確実に死をもたらすウィルスであることに変わりはありません。HIVウィルスの威力は、かえって増してきています。HIVウィルスに感染してからエイズを発症するまでの期間は、どんどん短くなっていて、2年で発症する例も出ています。3年で発症するのも、珍しいことではなくなりました。30年前は、十数年後ととらえられていたのに、エイズ発症までの期間は非常に短くなってしまいました。エイズにならなければ死ぬことはまずありません。早期発見して薬を飲み続ければ、一生エイズを発症せずに済むようにもなっています。エイズ発症前に薬を服用し始めた場合、30か月後の生存率は99%です。しかしエイズ発症後だと、治療をしても80%となります。3割の人はHIV感染に気づくことがないまま、いきなりエイズを発症しています。
 HIVウィルスへの感染機会があったと認識できたということは、幸運なことでもあります。認識したら、心配してストレスをかかえて過ごしていても何にもなりませんから、3か月後にはHIV検査を受けるようにしましょう。各地の保健所では、無料で匿名のまま、検査が受けられます。早期発見できれば、普通に寿命まで生きられます。放置していれば、死につながります。